水産、農産を問わず、伝統の名を冠した食品が数多く市販されているのは確かですが、外観体裁は似ていても、本来の姿からは程遠いものが少なくありません。量産化、自動機械化のなかで真の技法が省略されていることもありますし、過剰に処理してしまいかえって素材のもつ元来の栄養価を失った食べ物を口にし、失った栄養を補う為に栄養補助剤を摂取し続けている消費者がいるのも現状です。
　確かに購入側からすれば安いに越したことはありませんが量産化のあまり、商品に表記されている成分表示では、伺い知れない危険な商品（合成調味料や加工助剤をつかって製造された商品）を知らずに口にしている危険性がないとは限りません。

　我々は器用な企業ではありませんので、より安価な商材へと原料を差し替え、合成調味料を使って簡単に調味・加工できるような術は持ち合わせていません。昔ながらの先祖が培った加工技術を手本にした物づくりを行っており、これからも努めていきたいと考えています。