本文へ移動

先祖が食べてきた食材を使う―野菜

 今の時代、スーパーやコンビニへ行けば簡単にすでに調理された料理、つまり"お惣菜"が手に入ります。忙しい主婦はもちろん、一人暮らしの若者からお年寄りまで幅広い層の味方、便利でおいしいお惣菜ですが、このようなご体験はございませんか?「お惣菜おいしそう、よし、これにしよう」と思い、購入しようと裏面を見ると原材料のところに小さく「きゅうり(中国産)」と書いている。それで購入を迷った方、結構いらっしゃいませんか?私の場合、お漬物とかでよくあります…。意外と国産の原料を使用しているお惣菜は少ないです。

多くの惣菜メーカーの使用原料について

 私たち食品メーカーがお惣菜を作るとき、いったいどの段階から調理しているかご存知でしょうか?
例えばきんぴらごぼうを作るとします。ご家庭の場合まず、ごぼうや人参・こんにゃくなどの材料を切ります。次に炒める作業に入ると思うのですが、食品メーカーの場合は違います。
 食品メーカーの場合は煮たり、炒めたりする作業から入ります。とは言っても素材そのままの形で煮たり、炒めたりするわけではなく、食品メーカーの多くは材料がすでに加工されている状態のものを仕入れ、そこから調理をしています。きんぴらの場合、すでに人参・ごぼうはカットされた水煮の状態になっているわけです。
 多くの食品メーカーでは加工材料の多くを外国産の原料が使用される場合が多く、国産のものに限定された加工材料は結構少ないです。副材料ともなると尚さら少なくなります。

ほんぽのこだわり

 ほんぽでは材料を一から加工する設備を自社工場内に所有していますので、泥付きの野菜を一から加工処理することができます。つまり、国産原料の原反さえ仕入れることができれば、国産原料のみにこだわった商品(お惣菜)を作ることが可能なのです。
 また私たちほんぽは、今でこそ煮豆や佃煮なども扱う食品メーカーですが、もともとは昆布や海藻類などを扱う、乾物の加工メーカーでした。なので、特に産地や原料の良し悪しが味を左右する食材の選定に関しては自信を持っています。私たちは今後、椎茸や大根などの農産乾物のラインアップも充実させることで、より理想的なお惣菜を提供して参ります。