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唐戸市場・唐戸のまち

明治後半、唐戸町周辺は西日本における外交・経済・交通の拠点として、海外貿易で繁栄を極めていました。現在の唐戸町は、港湾機能強化を目的に行われた唐戸湾の埋立工事によって生まれ、下関市を代表する観光地として賑わいを見せています。
ここでは、唐戸町周辺にある人気の商業施設や文化施設をご紹介します。

商業施設

唐戸市場

唐戸市場
明治期より、海外貿易の拠点として栄えてきた唐戸町にある市場です。
名産品である「ふぐ」はもとより、タイやハマチの水揚げでも有名で、地元の漁師が漁獲・養殖した魚も直接販売しています。鮮魚だけでなく農産物の直売所もあり、漁業者と農業者が軒を並べ、総合食料品センターとしての役割も果たしています。

海響館

海響館
下関駅と唐戸地区を結ぶ賑わいの空間「あるかぽーと」に開館した水族館です。
「海のいのち・海といのち」をメインコンセプトとし、下関市と関わりが深いペンギンやフグの展示のほか、イルカとアシカの共演ショーなど様々なイベントが開催されています。
また、1階には世界に数体しか現存しないシロナガスクジラの全身骨格標本が、完全な形で展示されています。

カモンワーフ

カモンワーフ
唐戸市場と海響館の間に位置し、関門海峡の雄大な景観を目前に望むシーサイドモールです。
お食事エリアでは、下関の名産品である「ふく」や「くじら」などを使った新鮮な料理や、話題のスイーツを堪能できます。
お買い物&サービスエリアでは、下関市や山口県の名産品が豊富に揃えられ、海産珍味や銘菓、酒類などを購入できます。

海峡メッセ下関

海峡メッセ下関
国際貿易ビル・アリーナ・海峡ゆめタワーの3つの建物で構成され、イベントホールや展示見本市会場、企業オフィスなど、様々な機能を備えた多目的施設です。
海峡ゆめタワーは全長が153mあり、1分間に120m移動するシースルーエレベーターで到達できる最上階の球状展望室は、日本有数の143mを誇ります。そこからは関門海峡や瀬戸内海、巌流島、響灘、九州の連山などが一望できます。

文化施設

赤間神宮

赤間神宮
1185年に起こった「壇ノ浦の戦い」で入水した安徳天皇を祭神としている神宮です。
境内には安徳天皇阿弥陀寺陵を始め、平家一門の武将を祀った七盛塚や、怪談で有名な「耳なし芳一」の主人公である琵琶法師・芳一を祀った芳一堂があります。
そのほか、重要文化財である「長門本平家物語」や、重要美術品である「源平合戦図」などを展示している宝物殿があります。

旧秋田商会ビル

旧秋田商会ビル
秋田商会は日清戦争後に創立した海運会社で、そのオフィスは西日本最初の鉄骨鉄筋コンクリート造で1915年に建てられました。和洋折衷のユニークな造りが特徴で、1階には洋風の広い事務室と応接室、小室、階段室が設けられ、2階と3階の居住スペースには書院造が取り入れられました。
現在は構成文化財として内部を公開し、当時の繁栄を今に伝えるランドマークの役割を果たしています。

旧下関英国領事館

旧下関英国領事館
明治後半、当時の駐日英国大使を務めていたアーネスト・サトウが、下関への英国領事館の設置を本国に具申したことで建設された建物です。
明治期の外交関連施設の典型を示し、現存する最古の領事館建築物として貴重なことから、重要文化財に指定されています。
1階には展示室、2階には喫茶やパブなどの飲食店があり、附属屋はギャラリーとして中庭とともに貸し出されています。